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  • 執筆者の写真takplan

[転職] オファーを勝ち取る面接 ー 面接官の視点

更新日:2023年1月8日


転職活動を考えている方から、オファーを勝ち取るための面接の望み方についてよく質問されるので、今回は採用する側の面接官の視点についてお話しします。


面接へ望む方が覚えておくことは、面接官が何を感じるか、どう受け止めるかということが最も重要だということです。


面接のシチュエーションを想像していただきたいのですが、面接時には、面接官が主導権を持っています。つまり、面接では、基本的に面接官が聞きたいことに対して、あなたが答えるという形になります。


つまり面接の結果を左右するのは、面接官の受け取る内容であるということです。

当たり前のことなのですが、面接官の質問に対してあなたが答える内容が、面接官にどう伝わるかということをよく考えて答えることが重要です。


ここで効果的なことは、アメリカでは学生がよくやるのですが、モックインタビューです。

モックインタビューとはインタビューの練習です。


ぜひあなたが信頼できる先輩や、できれば社会人の知り合いに仮想面接を本番前に何回か練習させてもらうことがお薦めです。

私はこれまで日本、ボストン、ニューヨーク、シンガポールで何百回以上、面接する側として面接してきましたので、面接中の受け答えを聞いているだけでアピールの上手い人とそうでない人がすぐわかります。


それは面接慣れしているかどうかということではなく、面接官が期待している内容を的確に答えられたかどうか、という点が重要です。

お喋りが上手であることと、面接官が聞きたいことは意味が違うことを認識しておくことが大切です。



面接官の質問を理解しているか?


面接あるあるではないのですが、面接した時に必ずいるのですが、面接官の私が尋ねていることと関係ない話を延々とする人です。

こういう場面には何回も遭遇したことがあって、その時には一通り話し終えてもらった後で、面接官としての質問を繰り返して説明することがあります。


そこで初めて応募者は自分が答えたことが的外れだったことがわかることがあります。

平たく言えば、仮に質問の意図がわからなかったのであれば、質問がわからないので説明してほしいと言ってもらえれば全く問題ないのです。


これをせずに見切り発車で的外れな回答をすることは面接では確実にマイナスです。

これは仕事をしている場面を想像していただければ、容易に理解できると思いますが、仮に上司・部下の関係にある2人が仕事を進める上で、仮に上司が部下にお願いしたことを部下が理解していなかったために、部下が取り組んだ仕事が無駄になってしまうというケースが発生することが考えられます。


上司の指示や仕事の内容を理解しないまま取り組む人と、指示や仕事で求められている内容を十分に理解した上で取り組み人のどちらの人とあなたは仕事をしたいですか?


答えは後者であることは明確ですね。



面接官への質問を用意しているか?


何百人という人と面接をしていると、面接に準備してきた人とそうでない人の違いはすぐにわかります。面接する際に必ず聞く質問のうちの一つに、なぜこの仕事に興味があるのか?という質問があります。


この質問への回答を聞くだけで、応募者がどれだけ私の会社のことを理解しているのかがわかります。応募者の回答が、その仕事に対する興味だけのレベルの話しか語れないのか、それとも、私の会社の中でのその仕事の位置づけを含めて応募理由を語れるのかを見ています。


今はインターネットがあります。スマホで調べるだけでその会社、その会社が属する業界、その会社のプレスリリースなどを簡単に調べることができます。どれくらいその会社のことを調べてきたのか、したがってその会社のことについて応募者がどんなことを疑問に思っているのか、ということは面接官として私が確認するポイントの一つです。


面接の最後には、面接官から「何か質問はありますか?」と聞かれることがよくあると思います。そこで必ず「あります」と答えることが重要です。

面接に臨む前に、必ず最低3つの質問を用意しておきましょう。


仮に1つしか質問を準備していないと、面接中のやりとりでその質問に対する疑問が解消してしまう場合がありますので、最低でも3つの質問を準備しておくことをお薦めします。

質問の内容は、その会社に対する質問、面接官に対する質問、仮に採用された場合を想定した質問などで構いません。


面接官は応募者がどんなことに興味を持つ人なのか、ということを見ています。つまり面接という機会をせっかくもらったのに、質問の1つもない人はその時点でマイナスです。

好奇心を持つことは、なぜ?という疑問を持つということです。


なぜ?という疑問を持つということは、その人が自分の頭で考えることができる、ということを示す大事な証拠です。

面接官はここを見ます。仕事をこなしていく局面において、自分の頭で考えて解決策を見つけ出し、道を切り開ける人と、そうでない人のどちらが会社にとって重要な仕事に就けるでしょうか?


それは前者です。

会社において自分の価値を高く認めてもらうため、すなわち、自分の年収を上げるためには、このことを徹底的に繰り返していくことが重要です。



終わりに

私が面接をする際に必ず重視しているポイントについてお伝えしました。面接とは決して自己満足のためのものではなく、面接官が求めていることにどれだけ答えられるか、が重要です。正解はありませんが、これらのポイントを面接の時に抑えておくことはプラスになると思うので、ぜひ参考にしてみてください。


オファーを勝ち取る面接への望み方ー面接官の視点






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